[ 自動車でのバードストライク ]

  1. X5

自動車で走行中にもバードストライクはあります。私が経験したバードストライクは一度だけですが、キドニーグリルが災いしてBMWならではの悲しいバードストライクとなりました。

写真など撮ってる場合でないことは重々承知してます。

衝突時の状況ですが、首都高速の分岐地点で減速してまさに分岐路に入ったところでした。突然エサらしきものを拾いに目の前に舞い降りてきた鳥が、こちらに気づきすぐに慌てて飛び上がりましたが、私が避けた方向へ飛び上がり、衝突です。分岐地点なので衝突速度はおそらく50km/hも出ていない程度にスローダウンはしていましたが、いかんせん正面衝突でこちらは重量約2.4トンなので、どうしようもありません。そしてその衝撃で鳥がキドニーグリルの間に挟まってしまいました

慌ててすぐ次のパーキングに飛び込みましたが、その道中、ボンネットの向こうに羽根がちらちら見えて何とも言えない気分になります。

パーキングに入って車を停め、車から降りているとるとすぐ、前から歩いてきてた人がボンネットを見て「あの、と、鳥が…」と。何かの間違いだったら良いのにと思ってましたが、やはり現実のようです。

そしていざ車をフロントから見ると、よくもまぁこんなむごい状況になるもんだと思うような構図でした。すぐにエチケット袋を両手にはめてグリルから救い出そうとしましたが、びくともしません。何より、モザイク無しで画像を公開できないほど、明らかにもう息もありません。といって、このまま強引に取り出すのも可哀想なので、グリルは折れても良いのでと挟んでいる部分のグリルを両脇に思いっきり引っ張ってもらい、なんとか取り出すことができました。ちなみに上記の画像はファーストトライでとても救出できそうもなく、しばし呆然としていたところで撮られた一枚です。

で、パーキングの花壇の奥まったところ、誰も足を踏み入れず踏み荒らされることもないであろうバベの木っぽい木のふもとに穴を掘り、埋めさせていただきました。こんなところで穴を掘って何やら埋めて手を合わせている姿は、端から見ると変な人そのものだったかもしれませんが。

ちなみに一ヶ月ぶりにこのパーキングを訪れる機会があったので手を合わせに行ったら、


幸い誰にも踏まれた形跡はなく、草も生えてきていたので少し安心しました。

グリルの縦の間隔を狭くするか、グリルを7シリーズの760Liのように格子状にすればこういうこともなくなるのかなぁと思ってますが、今のところE53のそういうカスタマイズ情報は見つけられていません。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*